東京はじっこ、てくてくphoto

日常のちょっと可愛いものを、デジタル一眼レフでゆるゆる撮っています。ストックフォトもやってます。コーギーも飼ってます。

新しい教室に通う



写真をちゃんと始めたのは、1年前。

それまでも一眼レフは持っていたけど、何も考えずプログラムオートで撮ってた。

レンズはキットレンズと、Canonの50mm F1.8単焦点SIGMAの中望遠マクロレンズ17-70mmで、コンデジや携帯のカメラよりずっと綺麗に撮れるし、まあいいや、と思ってた。でも、コーギーのきなこも10歳を超え、今のうちに納得の行く写真をいっぱい撮っておきたいなあと思うようになって、去年の春からあれこれ習い始めたのでした。

 

一番最初に通ったのは地元のカルチャースクールで行われていた、「女性のための一眼レフ講座」的なもの。ここに行き始めたことで、写真を撮ってプリントして他人に見てもらうという一連の行為に慣れることができました。いわゆる”カメラアイ”になる下地ができたと思う。ただ、ここは先生がオジサンで、カリキュラムがなく行き当たりばったり、いつも最後は先生がいかにすごいかの自慢話みたいになっちゃうし、クラスメイトの方々も「夫が買った一眼レフが家で眠っているから」という動機で来ている奥様がほとんどだったので、どうも面白くなくなってしまい、3タームほど受講したけど辞めることにしたのでした。

 

次に行ったのがテーブルフォトの教室。上のカルチャースクールと後半平行して通っていたのですが、ここに来たことで新しい世界が開けたと思う。講師はあおいとりコーポレーションを主宰されている飯田英里先生。とにかく先生のお人柄とセンスがステキ。スラリと背が高くて綺麗な方で、ファッションも無駄のないシンプルなおしゃれをされてて、教室のたびに目の保養になります。最初の6回は先生が持って来られたアイテムを先生がスタイリングして、それを撮影するという内容でした。同じものを撮っていても、ひとりひとり切り取り方や光の活かし方が違って、とても面白かった。 

静物写真のルールブック

静物写真のルールブック

 

 飯田先生の著作。テーブルフォトや、ネットショップの商品写真を撮影する人は、絶対読んだほうがいいと思います。ものの置き方だけでガラッと雰囲気が変わる基本的なことから、専門的なライティングまで、ものすごく充実した内容。他の写真の本の3冊分くらいあると思う。

今は自分でモチーフを持ってきて、先生の前でスタイリングして撮るというレッスン。持ってくるもののセレクト+撮影ということで、「自分らしさ」がものすごく出ると思う。そうすると、ある程度まとまった作品にはなるんだけど、自分の新しい一面みたいなのを見つけるのが難しい。ここ数ヶ月、絶賛悩み中です。

 

テーブルフォトは、じっくり世界観を作り上げて時間をかけて撮っていくもので、そこがとても面白いんだけど、スナップ写真のように一瞬を切り取ることも学びたくなったので、この4月からPHaT PHOTO 写真教室のビギナークラスにも通うことにしました。1年間のクラス制度ということで、通いきれるかなあとちょっと悩んだけど、ビギナーの上にミディアム、ハイパー、プレミアムと上級クラスがあり、頑張って3~4年通えば、脱万年ビギナーできるかも! というのが決め手になりました。

 

最初の回では、自己紹介できるようなお気に入りの写真をA4にプリントして持ってくるように、ということだったので、いろいろ悩んでこれにしました。

f:id:corgi_corgi:20140402120245j:plain

写真の楽しみを教えてくれたのは、きなこだもんね。

A4サイズの写真をプリントして提出、先生が講評するスタイルの授業です。カメラの使い方みたいな話は思ったより少なくて、「どうやって写真を”作品”にするか」ということを学んでいく講座です。

この写真についての先生の講評は、

  • 背景のボケや毛並みの質感はうまく出せている
  • 鼻じゃなくて目にピントが合っていてよろしい
  • いつもこの笑顔じゃなくて、飼い主にしか撮れない表情やシチュエーションの写真に挑戦してほしい

きなこはカメラを向けるとおやつをもらえると思ってニッコリしてくれるので、違った表情を撮るのがなかなか難しそう…

 

クラスメイトは20人弱、男性が6割でしょうか。若い方が多く、多種多様な雰囲気です。自分の興味の範囲外の被写体や機材で撮っている方がいっぱいいて、新鮮な発見がいっぱいです。先生は元気でさわやか、質問しやすくて雰囲気がいいです。一年間ガッツリ学ぶのが楽しみだなあ!